2007年06月09日

兄との癒し~その2

あれだけが、溝をつくっちまったってわけではもちろんなけれど、本当はあまりにも申し訳なくて、私は、その後、時計のことを話題にする勇気が持てずにいるうちに、いつのまにか忘れてしまったのでした。。。
そうか、あんなことがあったなぁぐすんと、統合中に思い出し、その罪悪感もいっしょにフワっと宇宙に還しました。

兄が沖縄を離れてから、もう20年以上が経ちます。好きなことを仕事とし、順調な出世をしていく兄に、私はいいようのないコンプレックスを抱いていました。父が、兄には仕事での成功を、私にはヘイボンな結婚生活を望んでいることも、悔しさの1つでした。(もっとも、実際に家庭を持つということがいかに幸せなことかは、結婚生活丸10年を越えた今、実感していますけどね^^)高校も大学も、大好きだった兄を追いかけるように同じところに入り、彼は東京の大学院へ、私は大学卒業後は、民間の会社へ就職したけれど、いつでも兄と肩を並べていたいのもあって、大企業や専門職の仕事ばかり選んできたのかもしれませんおすましだって、好きな仕事で身を立てるようになった今、本当の私は、人との競争や大きなところでの出世を望む性質ではないと知っているから。周りの男性社員たちが馬車馬のように働いているように見えて、本当はとても怖かったのです。彼らに協力することもいっしょになって馬車馬になることもできないでいた10年間でした。。。
統合しながら、「ごめんね、お兄ちゃん。ごめんね。」と何度も謝りました。だんだん、すっきりしてきたところで、眠り込んでしまったのですが。
数日後、兄から、実家に連絡が入り、「久々に沖縄出張があるんだよ。前泊するから、みんなでご飯食べよう」とのこと。私たちの家族も、みんなで実家に集まり、久々の団欒となりました。ニコニコなごやかな談笑のなか、まさかそういう湿っぽい話はできなかったけれど、宴もたけなわ、夜の9:00頃、もうちょっとゆっくりしていけという実家の面々に、「これ以上いると、私も飲みたくなっちゃうからさ。車持ってるし、明日も仕事だし、今日は帰るわ。」と席を立ちました。
すると、兄が「いいじゃないか、詩織。お兄ちゃんが代行代、出してあげるから、飲んでいけよ」といいました。え?と思いました。小さいときは、自分のことお兄ちゃんと言っていたけれど、高校生くらいからは、いつのまにか私に対して「僕が、僕が」と言うようになっていたので^^
なんだか、一瞬、幼い日の兄弟にもどったような気がしました。「じゃ、そうしようかな。ね、ホントに代行代、出してくれんの?」と、小さいころのように言っている私がいました。
本土に帰る日、兄から電話がありました。「いろいろ、がんばってるみたいじゃないか。たまには、電話しろよ。」といわれました。
キモチがふわ~っとほどけていきました。気功の師匠に、「身内との和解は、人の心を強くするのですよ」といつも言われていたけれど、父、母、兄、叔父と順々に心がほどけていくうちに、本当にそうだなぁと実感している私がいました。
振り返ると、OL時代、父と似ている上司とも関係が悪くなるけれど、兄と似ている上司とも関係が悪くなるのでした。今回の人生で、絶対乗り越えたい課題は、家族に解決の糸口があるというけれど、本当にそうだと思います。。。リボン自分に無理させることなく、自分をあせらせることなく、でも、あきらめず、コツコツと統合し続けていく。統合のコツは、そんなところにあるのだと思いますチェリー

「統合」とは何かの講義と実習のワークはこちら

紹介制度をつくりました。お客様がご紹介いただいた方が、当ヒーリングルームのセッションをお受けになった場合、お客様に30分のタロット占いをサービスさせていただきますハート



Posted by 詩織 at 10:43│Comments(2)
この記事へのコメント
すごい!
詩織さんのお話は自分で実践した事だからいつも説得力があるんですね~ますますパワーアップしたみたい。先日のセッションで教えて頂いて随分軽くなりました。素敵な出会いに感謝×感謝。またお会いできるの楽しみにしています。
Posted by ALA at 2007年06月10日 14:41
いらっしゃいませ、ALAさん。
直感が鋭く、いったんこうと思ったら四の五の言わず行動する。
そんなALAさんから、私もいっぱい学んでおりまする~m(_ _)m
では、次回フォローアップにて!
Posted by 詩織 at 2007年06月10日 15:46
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。