2007年06月20日

マリアンナとパルーシャ

1㌫の会に入会なさった常連さんから、ステキな絵本を紹介していただきましたサクラ

マリアンナとパルーシャ(東ちづる著)

この本の売り上げの一部が、「ドイツ平和村」に寄付されるているそうですよ。


絵本は、パラパラっとめくって5分で読める内容で、小学生の低学年からオーケーです。

内容も、「本当のこと」でありながら、挿絵がおどろおどろしくなく、日本の子供たちもショックをうけずに、現実を受け入れられるようにおもいました。

ドイツ平和村では、戦争や内戦で負傷した子供たちが治療のために送られてきます。いろんな国の子供たちが、最初は言葉もわからない状態で親とも分かれて治療を受けている話が書かれています。

敵の戦意を喪失させるために、子供を瀕死の状態にする戦法で「もとの顔がわからなくなるほど」痛めつけられた子供の話や、義足をつけてリハビリを始める子供達の話。

敵と味方に分かれて戦うおろかさと、肉体を傷つけることの悲惨さがよくわかる絵本です。

実家の父が言っていたことを思い出しました。「戦争中は、夜中に目が覚めて、「怖いよ~」とお母さん(亡くなった私のおばあちゃん)に抱きついて泣いたこともあるよ。殺しあうというのは、本当に怖いことなんだよ」と。同じような場面が、その絵本の中にも出てきます。私たち日本人にとって60年前に、過去のこととなった「殺される恐怖」を、今も世界のどこかでは、味わっている子供たちがいる。

今日は、これから娘の学習参観です。沖縄本島は、久々に青空が広がっています。この静かな安らぎを、地球に生まれた子供たちみんなが味わえますように花束生まれてきて良かったと言う日が来ますように花束
学校の図書館にこの本があるといいなと思います。もし、なければ寄付をうけつけているかどうか確認して、今月の1㌫の会、この本を購入して学校に寄付しようと思います。



Posted by 詩織 at 09:18│Comments(0)
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